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田中屋
1981年生まれ AB型 2004年よりシルバーアクセサリーブランド「田中屋」を...

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超音波洗浄機

2006年06月26日 9:31

VFSH0227.JPG
バレルにて、綺麗になったら、燻します。
燻すとは、黒くなること。
良く、燻し銀なんて言いますよね。
あれは、好みにも因りますが、黒くして雰囲気を出したり、陰影を強調したりします。
もちろん、燻さずに綺麗な銀色の状態の作品もありますが、それはまぁ、お好みで。
私の場合、ほとんど燻します。

燻すには、お湯に作品と硫黄を入れます。
(よく、硫黄の温泉にシルバーを付けたまま入ると黒くなりますよね?
あれです。)
それを写真の超音波洗浄機に入れること10分ほど。
作品が真っ黒になって上がります。

超音波洗浄機は、眼鏡屋の店頭によくある眼鏡洗浄機、その強力版みたいなものです。

バレル

2006年06月24日 1:16

VFSH0226.JPG
寄り道をしましたが、作業手順へ。

鋳造時の写真は、鋳造日と私の日程が合わないため、来月のせます。

とういうわけで鋳造をとばして、磨き作業へ。

鋳造から上がったものを、湯道を削って、丸カン、ピアスだったらポストをつけて、バレルにいれます。
このバレルは磁気を利用した磨き機で、なかに小さなピンと洗浄液が入ってます。
この中に商品をいれ、スタートボタンを押すと、なかのピンと洗浄液が回って、細かいところもピカピカに磨いてくれます。
要は洗濯機の要領ですね。
これはかなり便利です。
手で磨いていた時代に、これを使った時は軽く感動しました。

ファッション= fashion

2006年06月20日 2:18

この英語の意味はなんでしょうか。
日本では、トータル的に洋服のイメージがありますよね。

でも辞書を引くと、「fashion」には「流行」という意味があります。

語源のラテン語では、「束ねる」という意味があるそうです。

つまり「流行」とは「束ねられる」事。
要は、皆と一緒、という事。
流行に乗ることは、ファッショナブルという事は、「皆と一緒」なのです。
そこに「個性」はありません。

では、「個性」とは何か。

例えば、ある決まったテーマで絵を描きなさい、と言われたとします。
そしてみんな絵を描きます。
テーマは同じでも、出来上がったものはみんな違いますよね。
構図、色使い、モチーフ、線の書き方等々。
それが「個性」だと思います。

私はこれ以上、新しい物は生まれないと思っています。
過去の遺産の組み合わせが違うくらいでしょうか。

でも、個性はその様々な要素、環境・生き方・素質などによって千差万別です。
それは自然と出るものです。
無理に流行に乗ろうとか、個性的になろうとか、そんな事をしなくても、存在自体で「個性」として完結してしまうものではないのでしょうか。

「束ねられない」生き方。

私はそういう方々のモチーフの一つとして、アクセサリーを提案していければと思います。

デザイナー

2006年06月18日 23:23

私は今、彫金と平行してデザインの勉強をしています。
といっても紙媒体、2次元のデザインです。

さて、そこで為になる先生のお話を伺いました。

「デザイナー」とはなにか。

沢山いますよね、「デザイナー」の方は。
色んな分野で幅広く使われている肩書きです。
「○○デザイナー」とか。

先生曰く、「デザイナー」の仕事とは、「人を幸せにする事」だそうです。

身の回りのものは全てデザインされたものばかりです。
PCから包丁まで。
全て、人の手によって、なんらかのメッセージ・意図があるわけです。
そしてよく見ると、それらは全て、人々が使いやすいように、気分が良くなるように、デザインされたものばかりです。

しかしながら、ユーザーが幸せになることが第一前提であるにも関わらず、一番見失いがちな所でもあります。

実際、見失ってるデザイナーは世の中に沢山います。
そして、そういうデザイナーが評価されている例も沢山あります。
そういう方のデザインは良く見てみると、中身がすかすかだったりするんです。
作品に、作り手の気持ちはどうしても出てしまいます。

デザイナーは人を幸せにすること。

これからそういう業界で働く人も沢山いらっしゃると思います。
そういう方にも伝えたいし、私も、これだけは見失したくないな、と思ったのです。

埋没

VFSH0203.JPG
さて、ツリーができました。
これを筒状のものにセッテイングします。

そこに一度写真の機械で、水で溶いた石膏を真空状態にして、空気を抜きます。
いわゆる脱抱です。
これを一次脱抱というそうです。

それをツリーをセッティングした筒に流し込みます。
そしてまた脱抱して、真空状態にするのです。
写真は二次脱抱中。

この作業を埋没といいます。

真空状態にして、空気を全部抜かないと空気が入った状態の作品が上がってしまいます。

埋没の後に鋳造という作業があります。
インジェクションワックスは熱ですぐ溶けてしまいます。
石膏が固まった状態で火をあてるとワックスが溶けて、石膏の中にその形に空洞ができますよね。
そこに銀を流し込むわけです。
そうすれば、石膏から取り出した際にワックスだったものが銀として上がってくるわけです。

埋没が上手くいかないと、スという穴が出来てしまったり、うまく銀が流れなくて、商品として売れない物が出来てしまうわけです。

ちなみに私はゴム型を半分から切る前時点で仕事は終了です。
その後のツリーや埋没・鋳造は、工房の師匠達・スタッフがやっています。

ツリー

2006年06月09日 1:47

VFSH0202.JPG
さて、話を作業手順に戻しますね。

型取りしたインジェクションワックスを、こんな風にくっつけて、「ツリー」を作ります。
これは「埋没」前の作業。
ちなみに写真は参考です。
他の方の作品ですので、あしからず。

急がばなませ

2006年06月08日 1:26

VFSH0204.JPG
今日は工房にて、新作の原型作り。
今回作っているのは、地金から原型を作って、型取りしようという魂胆。

「なます」
銀は火をあてると柔らかくなり、加工しやすくなります。
これにまた加工すると(叩いたり伸ばしたり)、硬くなるので、また火をあてると、柔らかくなります。
この火をあてる作業を「なます」というわけです。
地金作業では必須の項目。

今回の新作は平面の地金をカットし、曲げようというもの。
急いでいたのと、面倒臭い(禁句)ので、カットした後なまさず加工(この場合叩いた)したら、硬い。
曲がんないなぁー、とつぶやいたら、「ちゃんとなました?」との声。
はい、省きました。すみません。
なますと、途端に思う通りに曲がってくれる。

というわけで、急がばなませ、ですね。

まぁ、結論から言えば、失敗したんですけど。
写真は修正作業。
先端が丸いのは矢坊主、四角いのはサイコロ、といいます。
これに関しては、作品が出来てからまた書きます。
とりあえず、基本的には修正するんだったら作り直せ、です。
その方がいいものが出来るから。

というわけで、また次回、作り直します。

ワックス注入中

2006年06月01日 11:27

VFSH0188.JPG
これがワックス注入作業です。
ゴム型を軽く締めてずれないようにして、注入口にゴム型を当てるわけです。
だと、ワックスが出てきて、ゴム型に入ってくれて、量産が!

しかし、これもコツがあって、上手くいかない時は多いです。
型ズレや、バリ(ゴム型の裂け目にワックスが余分に入ってしまう)等々。
微妙な押さえ加減と、ワックスポットの圧力の目安が難しいところです。
モノのよって、圧力や押さえ加減も違います。
これはもう何度もやって、感覚で覚えるしかないのです。
日々精進です。

6月です。

VFSH0187.JPG
暑いですね。
こういう時、普段着物の私は何を着ていいかわからなくなります。
昼間は真夏のようだけど、夜になると肌寒くなる。
先日日傘デビューをしました。
日傘がずっと欲しかったのですが、可愛いのがみつからなくて、漸く買ったものです。
晴れてるのに傘をさすなんて、馬鹿みたいだなぁ私とか自分で思ったり。
でも、なんだか上品な感じがしていいですね。数分で慣れちゃいました。

話を彫金に。
写真は「ワックスポット」です。
ゴム型にインジェクションワックスを注入するための機械。
これで何度も注入すれば、ワックスが沢山出来て量産できるわけです。
凄い!!

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