こんばんは。
さて、9月から取材していた番組、「最強ドクターが家族の命と絆を救う2」
金曜日にやっと放送となりました。
いろいろなことがありました。
私は、母親のお腹の中の赤ちゃんの病気を治す
最先端医療を実施している病院に行っていましたが、
やはり、全ての赤ちゃんが無事に生まれ出て来られるわけではありません。
妊娠中に、もしくは出産後すぐに赤ちゃんを亡くしてしまうお母さんがいます。
そんな方々に対する取材は、難しいものです。
こちらは、テレビ番組が流れてしまえば仕事は終了しますが、
お母さんたちにとってのその体験は、恐らく一生のうち二度とない
受け入れがたいものです。
多分、一生彼女たちが抱え続ける気持ちを
こちらもわからないといけない。
いや、わかる、とは違います。
私が彼女の取材をすることの意味を、きちんと受け入れてもらう。
そして、絶対に彼女やご家族を傷つけずに取材ができる方法を模索していく。
その繰り返しだったような気がします。
金曜に放送した番組は、いわゆる
「スーパードクターの神業披露」的なものにはなりませんでした。
私の他には、心臓の大動脈瘤手術や、脳梗塞の新薬を取り入れる脳内科医など
人の生死に関わる内容のものでした。
番組中、医師が手を尽くしても届かない出来事が起き、
数名の患者さんがお亡くなりになりました。
普通なら、こういう患者さんは放送をしません。
もちろん、患者さんのご家族が断ることもできますし、
テレビ局の判断として、やめようということもあります。
しかし、私たちは放送させてもらいました。
医療現場でリアルに起きていることを、そのまま伝えたかったからです。
それはひとえに、患者さんのご家族が
勇気をもって放映を許して下さったからです。
現場の取材ディレクターは、皆私の同年代でした。
そんな若輩者たちが、ご家族の気持ちに応えることができるとしたら
それは誠意でしかないと思います。
伝えたいことをはっきりと持ち、ご家族の気持ちは絶対に守る。
それができたかできなかったかは、まだわかりません。
でも、できていないといけない。
放送後の反響は悪くはありませんでしたが、
それをどうこれからのご家族の想いと、医療に生かせていけるか。
これからが私たちとご家族の方との本当の付き合いです。
勇気を持って判断して下さったことに対して、
責任を忘れずにいかないといけない、
そんなことを勉強した数ヶ月でした。
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