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山口デコ
71年生まれ・おとこ。幼少のころより2人の姉に徹底的に女らしさを叩きこまれる。...

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おとこゴコロ

2006年04月29日 12:25

ハッピーサタデー。デコです。ひさびさの休日? とおもったら、モーまちがい。モーっとしっかり働けよデコということで、ハッピーサタデー!

いま読んでる小説がぐぐっときてます。垣根涼介著「ゆりかごで眠れ」中央公論社刊です。

yurikago.jpg

ハードなキレが気持ちよいマフィアロマネスク小説(なんてジャンルないか)です。デコにもすこしだけ残留している「おとこゴコロ」をくすぐるのです。

南米コロンビアと日本をベースに、幼少のころ親子で日本から移民した移民2世の主人公リキ・コバヤシ・ガルシア(35歳)が、孤児に陥った幼少から少年時代を経て生き延びるために、やがてマフィアのボスとしての人生を受け入れる、その生きざま(小説なんだけどね)にぐぐっとくるのですよ。生と死。血と愛。男涙と孤高なオトコ感がいーのよ。しびれー。

で、平行して、まったく関わりあうはずのなかった、どこか崩れたハポネス&ラティーノ男女のサブキャラたちがリキを中心にぐるぐる展開してくるわけです。物語が。

おとつい買って、全500Pもあと少し。あるサブキャラとリキがついに邂逅してしまい。「キャー。これからどーなんじゃー」てな、ドキドキまさに一気読み。

ここらへんの展開の妙とキャラクター設定、その心理描写はとーってもこの作家はステキ。たしか2、3年前に何気なく本屋さんで手にとった「ワイルド・ソウル」という作品の男涙にも、僕はむしゃぶりついたのでした。

そんなにハードボイルドものは好んで読まない僕だけど、この小説の中で養母がリキに語りかける言葉。

自分の心を檻に入れちゃいけない。
憎しみはね。檻だよ。
もっと明るい、世界に行くんだ。

なんて、ディテイルが丁寧で緻密な文章に出会うと、どんなジャンルのものでも、小説でも、エッセイでも、ノンフィクションでも、コラムでも、はたまた企画書でも、ぐぐっと惹かれてしまうなあ。

そんな文章に出会うと、全部はとうてい無理だけど、その文章のエッセンスのかけらぐらいは見習いたいなーと、読了後にいつも静かな満足感と一緒にふと思うのでした。

きっと今日も、道を歩きながら読むようになった僕は、
階段とかでつまずくんだろうなー。


今日も生きざま更新中! 山口デコ

ふにゃら

2006年04月28日 20:24

デコです。いつのまにか金曜日です。朝から打ち合わせのため、クライアントへ立ち寄りして外出したっきり、いま事務所に戻ってきたデコです。夜だけどお昼ゴハン休み中のデコです。今日はこれからクライアントさんが来社されて、最後の打ち合わせ。
打ち止め御礼です。

合計4本の打ち合わせ。すべてリニューアル案件の初期段階の打ち合わせなので、1時間から3時間弱の濃密な打ち合わせ。これからの最後の打ち合わせが終わってから、リニュアールデザインの方向性・構成プロット・表現手法などを決定する基本設計の作業開始です。

この基本設計、手書きのラフスケッチでまとめる場合もあれば、マックで線を引く場合もあるし、「言葉」だけでまとめる場合もあります。案件によりその手段は使いわけ基本設計作業は進めますが、めざす表現がどのような表現であれ、クライアントの望みとエンドユーザーの望みを良好な状態でつなぐことができる表現なのかどうか、自らの頭の中で整合性がとれて、はじめて基本設計が完成します。具体的なデザイン工程はこの後。

今日の各案件の打ち合わせは、クライアントからの要望をヒアリングし、その場でまとめ直し確認していくオリエン的な打ち合わせでもあるのだけど、途中まで進めた基本設計を僕なりに確認できる絶好の打ち合わせでもあるのです。よって時間もかかるし、濃密なものになるのですね。

この緊張が続き、心地よく疲弊した脳みそを「ふにゃら」とほぐずために、今宵も電車がなくなった街を彷徨うのでした。

今日も生きざま更新中! 山口デコ

ぎゅぎゅー

2006年04月24日 13:37

こんにちは。デコです。昨日から今朝にかけて大洪水のデコです。大洪水、つまるところ、つまりがなくなって上へ下への穴という穴から大放出。理由はきっと、胃腸たちを酷使した連日ののオーバーワーク。反省しております。ごめんよ、僕のカラダたち。それではカサカサ干からびデコ、今日も生きざまーさらしてー。


今週も始まりましたね。今週末から巷は大連休週間に入りますが、僕にとっては、今日から“ぎゅぎゅー”とな一週間のはじまりはじまりです。
いま僕が担当していてリアルに動いているお仕事を、おおざっぱにあげればざーっとこんな感じなわけです。

・某動物協会 小冊子全面リニューアル  
・某観光協会 小冊子全面リニューアル  
・某総合雑誌 リニューアル2号
・大学・専門学校紹介雑誌 全面リニューアル
・ファミリー向け雑誌 編集タイアップ広告
・専門学校 新規雑誌広告  
・イタリアンレストラン ニューオープン 店名・ロゴ・メニュー・サイン
・うどん屋さん ニューオープン ロゴ・サイン

このお仕事たち。デザインの根幹になる「コンセプト固め」「デザインカンプ作成」という重要な工程が、それぞれこの1週間で始まります。脳みそを“ぎゅぎゅー”っとして始まります。この最初の“ぎゅぎゅー”がけっこう大事。つたない脳みそを酷使して、めーいっぱい頭を使わなければならない最初の“ぎゅぎゅー”。手も動かすけど「考える」にたくさんの時間が必要になってしまって、しまいには手を動かす時間が限られてきて、にっちもさっちも焦ってくるわけです。だんだんと。

そしてだんだんと、眼球は飛び出し、目のまわりはパンダになり、唇はかさかさになり、デコがぬるぬるしてきて、とても人さまに顔向けできる状態ではなくなるわけです。

というのは半分冗談だけど、僕はこの“ぎゅぎゅー”とするデザインの初期の工程が好き。デコをヌルヌルさせて絞り出したアイディア。そのアイディアをできるだけわかりやすく目に見えるカタチにするのさ。で、自分の頭と手を使ってカタチがあわらになってくる工程は、手前ミソだけど「パカッー」っと目の前が広ける感じが気持ちいいのさ。で、お客さまに提案した後のビールのおいしいことったら。

そんなこんなでちょっとだけ気合いがほとばしる1週間のはじまりはじまりでした。
オッス!

今日も生きざま更新中!山口デコ


食べず嫌い

2006年04月22日 21:00

土曜日のデコです。二日酔いあがりデコです。メニューデザイン中のデコです。

昨晩は大阪に転勤していた高校の同級生が4月から横浜に戻ってきたカムバックお祝いと、別の同級生がかわいい彼女と婚約するっていうので奥さんになる彼女も交えて、12、3人の仲間がひさしぶりに緊急集合。居酒屋さんでのお座敷宴会から、とある友人宅に宴会場を移して朝方までどんちゃん。

千葉の畑に囲まれた高校(みーんなチャリ通)を卒業してかれこれ15年オーバー。僕も含めてみんな年々ちゃんとおやじいになっているし、離婚したやつ、新婚のやつ、子供が最近生まれたやつなどなど。みーんないっぱしなんだけど、久しぶりに集まれば、やることはあの頃と同じレベルなんだなあ。

あたりまえだけど、みんなしっかり働いているわけだから、オトナとしての経験や知識もかっちり備わってるはずなんだけど、こんな集まりの時は固ーい話はいっさいなし。

「おまえいま何やってんだっけ?コンピューターで“なんか”やってんだよな」

「そーそー。“なんか”やってるよ」

「そーか、“なんか”やってんだよなーやっぱ」

「ギャハハハハハハー」「ギャハハハハハー」

みたいな感じ。お互いくわしいことはしらなくてもノープレブレム。

友人宅ではプロレスごっこをはじめるやつ、笑いがとまらないやつ、むやみやたらにかんぱいするやつ、勝手にDJをはじめるやつ、よくわからない踊りをはじめるやつなどなど。ずーっと笑ってた気がするなー。気がつけばウトウトして、まっさらな青空。

でそれぞれ勝手にお開き。
でパーフェクト二日酔い。
でお昼までぐったり。
でよーやく歩けるようになって、会社に向かう途中の高田馬場でラーメン(二日酔い明け定番)。

でちょっと寄り道。普段朝しか使わない駅だからあんまり歩いたことなかったさ。高田馬場。すると学生の街なのね。やっぱり。けっこう中古レコードとか、古本屋さんとかあるある。

楽しくなってCDを大人買い。

棚を見てまわると、あるアーティストのCDが目に入った。
「なんでこんなに人気あんだろなあー? わかんないなー」
と、特に理由がはっきりしているわけではないのだけど、ずーっとちょび毛嫌いしていたアーティストっていないですか? ちょっとした先入観なだけなんだけどね。そんな食わず嫌いアーティスト。僕の中では彼らがまさにそう。

MASSIVE ATTACK
http://www.massiveattack.co.uk/

massive.jpg

店内で流れてて「ふーんいーかも」と思ってかごにいれた。べスト版だったしね。僕がDJのまねごとをしていた時に12インチ買って以来。当時はみょーに「わざわざ難しくしてる感の漂うクラブミュージック」という印象が強かったのだけど、いま聞いてみたら・・・。

「あらやだ部長。いーじゃん。このひとたちのオト」

適度なレイドバック感が心地よいじゃないですか。

そこで、
婚約&カムバック>突然の飲み会>楽しく飲み続ける>朝になる>二日酔いの自分に気づく>のたうちまわる>毒がでる>歩く>腹がすく>ラーメン>高田馬場>レコード屋さん>マッシブアタック>グッドミュージック

という図式がなりたち、婚約したあいつと戻ってきたあいつに感謝。

ものごとはつながってるなー。とふやけた脳みそにそろそろ迎え酒かなーとノドが鳴る土曜の夜デコでした。

今日も生きざま更新中! 山口デコ

丸6年のしあわせ

2006年04月21日 17:12

こんにちは。デコです。あれれ? もしかすると実はもう週末じゃあないですか? 1週間の早いこと。あれやこれやと考えて、手を動かし、足を運び、あれよあれよと気がつけば、来週末は黄金週間にとっつにゅー。しごと!しごと!しごとづくめの黄金週間ウエルカーム!てな感じで、ハナ金デコ。今日も生きざまーさらしてみましょー。


今日は、先日のブログで書いた「縁(えん)」のお話の続きでないのような続きのお話。

昨日、その出版社の広告部長の方にあらためてお時間をいただいて、同僚のディレクターと一緒に作品集を持参し「営業」にお邪魔しました。

僕たちの会社のように小人数のデザインプロダクションのディレクターは、お仕事の「入口」から「出口」まで、ぜーんぶ“やります”。お仕事をおまかせいただくために、今回のようにお仕事の入口である「営業」を口下手な僕でもやります。語弊があるけど「やれなくもやります」つべこべ言わないで。で、時には校了(クライアントの最終チェックがすんだ状態)後のデータを印刷工場に入稿し、刷り上がりをチェックするために工場まで立ち会いにいったりもします。どんなお仕事でも「入口」から「出口」まで、すべからく大事。

しかも、今回はせっかくいただいた貴重な「入口」への第一歩。その営業の席には広告部の本部長の方、他媒体(他の雑誌のこと)の広告担当部長の方も同席されるとのことだったので、少しでも僕たちの会社の実績をわかりやすく伝えることができればと、少し前から会社概要と作品集をあらためてまとめ直していたのでした。

お邪魔する前日に、まとめ直したデータをプリントアウトしてチェックをしていたら、ダダーっと並ぶ実績一覧の次のページの、とある箇所に目がとまったのでした。

●会社設立:平成12年4月24日

「あれー。来週で・・えーっと、ひーふーみーよー、もーすぐ丸6年かー」とあらためて感慨引き潮。じゃなくて感慨ひとしお。たーくさんのお客さまからいろんなお仕事をさせていただいいて、「前を見ろー前へすすめー前を見ろー前へすすめー」と呪文のように唱え続けて、というか後ろをふりかえる余裕が全然なかったのだけど、「もう6年かー」と「まだまだ6年だー」が混ざりあった不思議な感触をその瞬間に味わったのでした。

そうだなー。僕のディレクターとしての本当のキャリアはこの会社とともに始まって、あのころ無邪気な小学1年生だった僕が、かけがえのない同級生に囲まれて、いろんな宿題を時には上級生や違う学校の子に教えてもらって一緒にやって、いろいろな人にほめられたり怒られたりして、よーやく小学校を卒業。少しだけいろいろな知識と経験を得て、たくさんの人と会うことができて、文字通りデコピカピカの中学1年生になりました。という感じ。

この6年間で得た経験と知識を無駄にすることなく、さらにこの6年間でお会いすることができた方々との「縁」を大切に、これからもどんどこと僕も会社も一緒に成長できたら、きっとしあわせだなあー。きっとビールもおいしく飲めるぞー。
と悦にひたっていたら、電話がプルルル。

「山口さん、7月の新創刊の雑誌でお願いしたい仕事があるのだけれど」

「あ・ありがとうございます!」

なんと、お伺いした広告部長の方から、とってもとってもありがたい、お仕事の依頼をさっそくいただいたのでしたー。

まさにデコっ晴れ!デコしあわせです。ビカァー。


今日も生きざま更新中! 山口デコ

ピナ・バウシュで「口あんぐり」

2006年04月18日 20:00

春です。デコです。

今週からめっきり暖かくなりましたねー。体がポカポカ。頭もホゲホゲしてきたから、やっぱり春なのねと思いきや、たんに風邪をひいたくさい今日この頃。それでは春のデコいってみましょうー。

先月の山海塾公演に続いて、4月の「ダンスものお楽しみ企画」として、この前の日曜日に「ピナ・バウシュ ヴッパタール舞踊団」(http://www.pina-bausch.de/)を観に国立劇場にいってきました。

山海塾もはじめて。そしてこのピナ・バウシュもはじめて。舞踏にしろ舞踊にしろダンスの公演はこれで2回目。
で今回の「ピナ・バウシュ」。休憩をはさんで2つの作品が約2時間。その間、僕はずーっと「口あんぐり」。ほんとうに誇張ではなくて、開いた口がふさがらない2時間だったのでした。

最初の作品「カフェ・ミュラー」(http://www.pina-bausch.de/stuecke/Mueller.html)。これは演劇? それともダンス?なのか。舞台上のセットが露になったとたん、僕は「ほえ?」。舞台の奥には回転ドア。舞台を囲むガラスのついたてのような壁。カフェ?の店内にように無造作に置かれた、たくさんのテーブルと椅子。

こんな舞台でダンス?っと思うのもつかの間、一人の白く長いワンピースの女性(ピナ・バウシュ本人)がガラスの壁にまとわりつくようにふらりふらりゆらゆら。と思ったら舞台袖からゆらゆらと別の白く短いワンピースの女性がゾンビのように登場。ここらへん(はじまったばかりなんだけど)から僕の記憶もあいまい。なにがなんだかわからないことがはじまるはじまる。突如、スーツ男が登場すれば、ゾンビの通り道をあけるように、全力でテーブルと椅子を投げ飛ばす投げ飛ばす。ガターン!ドーターン!と思ったら、小走り青ワンピース女が舞台を一直線にテケテケテケテケテケテケ。するといつの間にか白いシャツの男がユラユラユラユラ現われて。その数分後には白シャツ男と白短ワンピ女が抱き合ってる。そこに別のスーツ男登場して抱き合う彼らを違う抱き合い方に変える。するとはじまる「くるくるばったんくるくるばったん」ダンス? 時間がたち、彼らの動きひとつひとつが、登場する男たちと女たちの関係性をあらわにしているのだろうけど、それさえも、観るものの勝手な組み立て方ひとつ、想像でしかないのかも。

はっきりと「異様な世界」に僕はずーっと口あんぐり。

男と女が抱き合ってはじまるこの「くるくるばったん」。尋常ではない勢い。なのに寸分違わないぶれのない繰り返しの見事さに口あんぐり。ヴッパタールのダンサーはクラシックバレエの高いレベルの素地があって、トレーニングもかかさないらしい。ゆえに反復の繰り返しはあたかもビデオテープの巻き戻しのように正確。それが不思議にも僕の中では「異様な美しさ」として繰り替えし目に焼きつく。

でいつの間にか終わりました。うーん。最初から最後まで「理解不能」なのに目が離せない。そんな不思議な世界に包まれた感触は、先月の山海塾でも得た感触。山海塾を「静」とすれば、ピナ・バウシュは「止と動」ともいえるのだけど、どちらも身体の「動き」の異常な緻密さからくる「異様な美しさ」は、僕が今まで目にしてきた、人間の身体の動きの理解を超えていたのでしょう。しかも、ストーリーらしきものまで頭に残ってしまう。ゆえに、なんじゃこりゃで最後まで「口あんぐり」。

休憩と同時にステージ上では観客を前に、舞台スタッフによる次の作品「春の祭典」のしこみがもくもくと始まる。約25分間で、ステージ奥までいっぱいに「土」がしきつめられただけのシンプルなセットが完成。

この「春の祭典」(http://www.pina-bausch.de/stuecke/Sacre.html)。さきの「カフェ・ミューラー」以上に僕は「口あんぐり」。
ストラヴィンスキーの「春の祭典」が響きわたる舞台に女性群が現われる。これがとんでもない速さと正確な「動き」で、次々とフォーマット?を展開。ある時は扇形、ある時は直線一列。その静止と動作のコントラストに目を奪われていると、ダンサーたちは今まで見たことがない身体の「動き」で土を蹴り、飛び、転がり舞う。

この群舞の「動き」と「展開」は「異様な迫力に満ちた美しさ」で怖くなったくらい。さらに、ほぼ同数の男のダンサーたちが加わるからもう大変。めまぐるしくかわる群舞の動き。時には男女で対峙し、時には男女が「正確に」入り乱れて展開される「動き」の数々。もちろん僕は「口あんぐり」状態なのだけど、「トリハダ」プラスのあっという間の約30分間。時間の感覚がしびれていつのまにか終わったしまった。

本当に理解を超えたものを目の前にすると、「口あんぐり」になることをこれでもかと味わった2時間。ただの混沌な勢いだけだったら「美しく」はない。この「異様な美しさ」を成立させるピナ・バウシュの世界。ほんとうに観るだけでぐったり。たぶん、観るもののエネルギーも舞台に引き寄せられて、ダンサーたちと一緒に土を蹴り、飛び、転がり、ドッタンバッタンしてたのかもしれない。

先月の山海塾にしても、ピナ・バウシュにしても、まだまだ世界には、僕が見たこともない「アート(表現)」がたーくさんゴロゴロあって、世界中のいろんな人のいろいろな感情をひっぱりだしてるんだなー。というあたり前のことにいつも気づかされる。

そんなきっかけをいつもたくさん僕にくれるあの人にあらためてお礼の「ありがとう」。
こんどは僕が彼女の口をあんぐりさせる何かをみつけてみたいと思う今日このごろでした。

生きざま更新中! 山口デコ

縁(えん)

2006年04月13日 23:39

こんばんわ。デコです。
前回の“TO DO LIST”。今日はリストのひとつしかクリアできていない。そんなダメデコです。お昼ごはんも、レンアイも、仕事も、思いのほかままならないのが世の常だなあ。そんな今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか?

お仕事といえば、どのような仕事でもそうですが、人からいただく縁が何よりも大切と思う今日このごろ、みなさんいかがお過ごしですか?(しつこい?ですね)
それでは今日も生きざまーさらしてー。いってみましょー。


先日、とある大手出版社の広告部長の方と会食をさせていただきました。その方とは昨年、ある方がセッティングしてくださった会食の席で、偶然にも12、3年ぶりにお会いすることができたのでした。

ちょうど今のこの季節。ちまたでも一目でそれとわかる新入社員軍団。僕にもそんな汚れなき初々しい社会人デビューをした時があったわけです。2着しかないスーツ着まわして。ネクタイしめて。その社会人デビューのステージは広告業界。だけど、今のような制作の現場ではなくて営業職、おもに雑誌媒体をあつかう広告代理店の新米営業君デビューなのでした。

いま思えば、当時とっても可愛がってくれた社長のHさん。右も左もわからないだけならまだしも、根拠なしの生意気ざかりな新米を大手出版社の広告部の担当の方に「将来の僕の右腕候補です」なんて(・・冷汗)つれて回ってくれたこともあって、さまざまな出版社の経験豊富な諸先輩方にもたーくさん可愛がっていただいたのでした。楽しかったなー。

残念ながら、その広告代理店も今はもうありません。その当時、お世話になった多くの方々とも縁遠くなってしまいましたが、先日あらためてお会いすることができた広告部長の方とも、こうやってある方を通して、新たな縁をいただけることができるのですから、人と人のつながりは本当にありがたいですね。

会食の席では「営業職」としてではなく、いまの僕の仕事を通して、当時お世話になった恩返しをさせていただけるきっかけの場を頂くことができ、広告代理店を退社してから数年後、未経験から飛び込んで、この仕事をいままで続けることができて良かったなーっと、感慨もひとしおでした。

当然、お話も食事もお酒もおいしくておいしくて、僕はうかつにも40度の黒糖焼酎をごくごくごくごく。案の定、翌朝はとんでもない二日酔いに見舞われて、汚れありのデコひかりでしたー。

今日も生きざま更新中! 山口デコ

TO DO LIST

2006年04月11日 15:33

こんにちは。雨の西麻布、デコです。
エイプリルなのに肌寒い今日このごろ。みなさん、寝ぼけ眼な麗らかな木漏れ日ビールが待ち遠しいですね。へ?そんなことはない? いつも寝ぼけてるのはお前だけだ? 今日も2度寝して遅刻しそうになりやがって? ってそのとおりです。だって春ですもの。おやおや開き直りましたね。
それでは今日も生きざまーさらしてー。

日曜日に生まれてはじめて「TO DO LIST」なるものを買いました。ようは「今日、これはやっておきましょうね!リスト」ですね。まだ、使い始めて2日目ですが、仕事を進める上で思いのほか効果があるようです。

僕が定期的にとっているある日のメルマガで、「成功者に何を学べるか」(メールマガジンJMM369M)と題して、経済金融界のそれなり有名人がいろいろ答えているのですが、その中で山崎元氏(経済評論家)が、成功者の共通要素として「やりたいことから始めるのではなく、やるべきことを先にやる」習慣を身につけており、素質的に突出した能力を備えていたというより、必要なことに自然に向かっている、気分の切り替えの上手い人たちであると言っていた。

なるへそー。だから僕は「おまえもようやく自他ともとに認める成功者になったなあ」なんて、お父さんお母さんほか、人さまから一度も言われたことないのかー。というか成功者ってどんな人?なんて話もずれていってしまいそうな勢いですが、山崎氏が言われたことは、その通りかもなあーとちょっと納得。ほんとに僕はこの種のコントロールが、まったくダメダメ人間でムラムラ人間だから。

また山崎氏は、一般的に「好きなことを仕事にするといい」というのは「したいこと」と「するべきこと」とが重なって、結果的にするべきことに先に手をつけるカタチになることが多い。とも言っているのですが、ということは、情緒的な理由で好きとかいってられない状況においては、なおさら「したいこと」から手をつけてしまうかもしれないなあと思うのでした。

で、そのまま思うだけで何もしていないところがそもそも僕ののらりくらりなところなのだけど、日曜日にたまたま渋谷に寄ることになったので、mmmgのグッズを売っている文具屋さんに行ってみよう!となって、銀色に輝く皮の名刺入れを見つけて浮かれていたところ、お!これ、いーかも、と「TO DO LIST」が目について、ためしに銀皮名刺入れと一緒に買ってみたのでした。

いつもならここでもまた「買って」そのままにするところですが、ちゃんと昨日から使っています。やったことを赤ペンでチェックするのも、なんだかちょっこっとうれしい。「おー。おー。よくやった。よくやった」と、誰かから誉められているような気がするのは僕だけでしょうか。こんな自己満足的な効果だけではなくて、反復してリストに書き込んでいくので、きっと頭が整理されて、おのずと効率的に手と足が動くようになるのではなかろうか。と気がつけば、昨日はリストアップしたすべてをめでたく終電前に完了。

ただし、僕のことだから、そのうちリストに頼りきって予定調和な一日をしこみそうでこわいなあと、のんきに今日のリストのひとつ、このブログの欄をさっそく赤ペンでチェックするこのよろこび!

TODO.jpg

って、おいおい他にやらなければならないことたくさんあるんでないかい?と
マンボ氏に怒られそうなお昼(ごはん休憩)下がりでした。

今日も生きざま更新中! 山口デコ

決断の時・教師版

2006年04月05日 23:35

デコです。体調不良です。4時ごろ気絶しました。えっ?ただの居眠りじゃねえのか?って。いえいえヨコっ腹がきゅーんと痛いわけです。いやだなー。歳かなー。

ところで僕の親友に銚子で中学校の先生をやってるやつがいます。銚子に赴任してからは年に数える程度しか会えないけど、かれこれ17、8年来のつきあいになるので、久しぶりに会えば、はじめ話題こそ大人びて(るつもりだけか)も、10代の時と同じようないつのまにかくだらなく楽しいばか騒ぎに突入することになります。今日はそんな彼の生きざまをちょびっと勝手にさらしてー生きざまー。

今朝、テレビで全国の中学校の先生が高齢化(なんでも40代以上の先生が7割弱?だったような)が進み、教育の現場でも2007年問題(団塊世代の先生も当然たくさんいるのですね)が深刻で、僕が住んでいる杉並区では、ベテランの先生たちが自主的に教師養成スクールを立ち上げて、若手の先生に教師道を伝授する云々みたいなことを、ちらちら見てたところ、僕の友達のことをふと思いだしたのでした。

彼は某国立大学を卒業してるのだけど、卒業間近、晴れて地元の中学校に新卒採用も半ば決まってるって時に、先生になるのを止めてしまったのです。そのころ毎日のように遊んでいた僕ともう一人の親友(彼の幼なじみ)そしてやつ自身の間に流れる時間と空気を理由に・・とにかく止めたのです。先生になるのを。

僕たち3人はその頃、お金も仕事もなかったけど時間だけはたーくさんあったのです。僕は専門学校卒業後に就職し4年弱働いた広告代理店がある理由で突然クローズしてぷらぷら。大学生の彼らは1浪1留年後の4年生。24歳にしてほんとうにその日暮らし。昼はバイトをしたりしなかったり、都合よくみんなでバイトにありつけて軍資金がそろえば、僕のアパートでどうやって明日の朝を楽しく迎えることができるか作戦会議。真夜中の線路でフリスビー、雪が降った夜は路上坂道スノーボードとか。断髪式とか。たわいもないことばかり真剣に楽しくやってたなあ。

もちろん不安もあった。きまってエアーポケットのように、みんなでいるのに何もしない、何もしゃべらない瞬間がポツリ生まれて、「時間」に挟まれているみたいな感触、きっと僕だけじゃなくてみんな感じていたと思う。なにも始めないことと楽しい日常が共存できるのは期間限定ってことに。そんな不安をぬぐうために、自分の将来を他人ごとのようにお互いにちゃかしあって
「お前はどうせ1年後も2年後も○○をしてるよ」
「そういうお前こそ、どうだかな」
「おれ、今度こんなことやってみようかな」
「むりむりー」
を毎晩繰り返してた。ほかの話題で盛り上がってても最後はこの話。
そして、くだんの彼に向かって僕と親友は口を揃えて
「お前、“先生”だけはやめよーよ」
みたいなことをくりかえくりかえし。
僕たちはとんでもない無責任なことを言ってしまったし、何を根拠に言ったのかも思い出せないほど、何の根拠もなかったのだと思う。

3人とも、すでに思いっきり「流されてる」ことに気がつかずに「流された結果として、ありつくような仕事はしたくない。自分の将来は自分で選んで後悔したくない」みたいな矛盾を抱えたまま、とにかく彼は先生にならないで、半分決まってた教員の新卒採用を蹴って、卒業後にシステムエンジニアとして駆け出した。もう一人の親友もちょっと回り道をして違う会社のシステムエンジニアに。僕も今の仕事の第一歩を未経験で踏み出した。

結果として、僕はあの頃の第一歩が、いまこの仕事に結びいて、もう一人の親友も、くわしいことはわかならいけどSEとして忙しい毎日を続けていて、とってもキレイな奥さんと幸せな家庭を築いていいる。

そして彼も、中学教師になった。30歳になって教員採用試験を受け直して、受かるまで講師をして、そして今では担任として活躍している。

3人それぞれが30歳を控えたある日、いつものようにみんなで集まる機会があった時、それぞれの過去を笑い話にばか騒ぎで盛り上がってたとき、突然「俺、やっぱり先生になるよ」と、それが当然だろ。みたいに言い出したときの彼は、目は酒に濁ってたけど、ちっとかっこよかったな。その後もはっきり言葉にはしなかったけど、約束どおり、2年後に教採に受かった彼から電話があった時、ちょっと照れた彼の声は清々しかったのを覚えている。

30歳になってから先生になって、いま充実した毎日の中、教師道を邁進している彼。年齢なんて関係ないなー。自分で決断して努力して、はじめた仕事は、きっと一生の仕事になるんだよなーやっぱり。
と朝のテレビに見とれて、トイレに行き忘れたことをいま思い出した。。
なーんだ、ただの腹痛だったのね。

今日も生きざま更新中! 山口デコ

millimeter to milligram

2006年04月04日 23:22

デコです。
ぽかぽかと暖かくなってきましたね。桜も散りはじめているし。お花見はといえば、井の頭公園の人だかりの中を素通りでした。とんでもない人・人・人。桜どころではなかったです。人混みを逃れて、こあがりにコタツのある居酒屋さん(http://www.tsuru-kame.jp/)でビールとおでんにご満悦。

翌日曜日は雨だったし、明日は雨みたいだし。今年は桜に縁がなかったですなあ。昨日の夜の帰り道に、ふと気がついた怪しげに咲き乱れる1本の夜桜が見納めかもしれないなあ。

そして桜散る本日!僕の席のマシンを新たに入れ替えてもらって、ようやく自分の席に戻ってきてたのでした。2週間ぶりにマイデスクで仕事ができるこのよろこび!メールとウエブがひとつのマシンでできる。広い机で企画が練れる。電話もすぐとれる。マシンの中身も、システムフォルダからディスクの空き容量まですっかりスリムアップ!余計なものがなくなって僕(はまだまだだけど)もマシンも心機一転、馬力わさわさデザインデザイン!

スリムアップといえばサウナ!サウナといえば韓国!ということで、昨日、いつもの番長さんから韓国お土産をたーくさんもらいました。手袋垢擦り、歯磨き粉、フェイススクラブ、焼きこちじゃん、巨根魚肉ソーセージ、刻み韓国のり、バラ印チョコ、そして、分厚いリングノート。どれも番長のお眼鏡にかなった逸品ばかり。

なかでも、この分厚いリングノート(http://shop.mmmg.net/shopping/shopping-detail.php?pi=53)はとってもPOPにデザインコンシャスされていて、デザインプロダクトとしても、とってもグッド!このノートをデザインしているのが韓国のデザインチーム「millimeter/milligram」(http://www.mmmg.net/)。そのものづくりの姿勢。とってもPOPなのだけど、カタチだけを追いかけたそこらへんの凡百POPデザインとはちょっと違うぞ。

彼らのデザインコンセプト
“From millimeter to milligram”
“we put all our hearts and efforts into our products, from the smallest parts to the biggest. ”
が、POPなんだけどしっかりと丁寧にデザインコントロールされているプロダクトたちにしっかりあらわれてるし、さりげないアジア(というか韓国なのかな)な色使いもグッドコンセプトが表れてる。

ふだんPOPデザインには目も向けない僕だけど、ひさしぶりにどれもおすすめでーす。

彼女が韓国に行く前に渋谷のハンズの隣のステイショナリーグッズ屋さんで、ちょっとだけ置いてあるのをたまたま見つけて、一緒に目をつけていたから、今でもちょこっと買えるはず。銀色のパスポートケースがほしーなー。

韓国発のグッドPOPデザイン。どんなデザインチームなのかなーと、去年ADをした「ユンソナのレッツ!ハングル」をひっぱりだして、韓国HOME版の彼らのHPと、にらめっこを始める夜更けでした。パイー。

今日も生きざま更新中! 山口デコ

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