A Book:文体の相性
2010年08月02日 22:00
8月になりましたね(昨日)。今年もあと4カ月、きっとあっという間のクリエイティブディレクター、山口デコです。
先日、ふらりと入った小さな本屋さんの片隅で私の好きな作家、貴志祐介の久しぶりの新刊「悪の教典」を見つけてウホホと購入、ぶあつい上下刊、約800ページを2日間でひと息に読了しました。
でも私の本を読むスピードはけして早いほうではないと思います。
例えば、昨年買った米国の著名なジャーナリスト、ティム・ワイナーの「CIA秘録」も上下刊でほぼ同等のページ数。第一章までがんばったけれど、それ以降、まったくページが進まず途中で塩漬け本棚へ……。ゴメンよ。
海外翻訳本のノンフィクションと文芸書との違いもあるかもしれないけれど、どんな本でも早く読み終わってしまうわけではなく、内容に共感できないという以前に、最後まで読めない本があったりします
それはきっと「文体と私との相性」みたいなもの。
高校生の皆さんにも、本屋さんで本を立ち読みした時に「これはイケる、これがダメかも」みたいな本との出会いってありませんか?
私は本屋さんで未読の作家さんなり翻訳家さんの本で、テーマや内容で興味が沸き立ち読みした時、2〜3ページ以上読めた本を買っているような気がします。
自分にとって読んでいることを感じさせない文体。すんなりと物語に身を投じられる文体とでもいいますか。
そういう文体の作家さんや翻訳家さんの本には、自然に手が伸びてしまうだけれど、それまで未読の作家さんで、立ち読みして「イケる」と思うとうれしくてうれしくて。
前作「新世界より」で出会った貴志祐介さんもそんな作家さんのひとりでした。私にとって読むことを感じさせない物語をつむぐ作家さんのひとりなのでした。
今日も生きざま更新中!
山口デコ


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