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犬一
1979年12月11日 香川県坂出市出身 東京都町田市在住 フリーの妖怪絵師...

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金がかかる

2006年05月20日 19:48

最近うちの犬が二匹ともフィラフィアにかかっている事が判明しました。母親が予防薬をほとんど飲ませていなかったからです。だからといって一概に母親を責めるわけにはいきません。私と妹は四国の母親に世話を任せっぱなしで東京で毎日遊び呆けていたのですから。私達が気をつけて催促していれば予防薬をきちんと飲ませていたかもしれないので、私達にも同等に責任はあるわけです。

そしてそれに付随する犬の医療費も馬鹿になりません。ハナコの交通事故の治療費、犬用車椅子、まろみの外耳炎、二匹のフィラリア…今年に入ってからだけでも何十万円かかっているかわかりません。実家でいる時は母親が払ってくれていましたが、今は私と妹が折半して払っております。

となると私に定収がないのが痛い。今の食うや食わずやの収入ではもうやっていけないわけです。そう真剣に思い直し、デザイン会社のバイトを探す事にしました。空いた時間でフリーのイラストレーターとしての活動も続けていこうかと。就職しないのはフリーで活動する時間がなくなるのと、大事な犬達の世話ができなくなるからです。

フリーの活動でも今まで以上に押し付けがましく売り込んでいこうと思い立ち、今朝ネットで目にしたレゲエイベント用に使うイラストの急募に応募してみました。しかしその件では手描きのイラストは求めていなかったようで、パスで描かれたデジタル画像を探していたらしく、採用には至りませんでした。

確かにレゲエイベントのフライヤーなどに使われている素材はデジタルな物が多いですよね。PCで描かれたイラストや写真を加工した物がほとんどです。どうやってそういうデザインが主流になったのでしょうか。生命至上主義たるラスタファリズムとデジタルは対極にあるように思うのですが。しかしやはり手描きだけでなくPCも使って描けた方が仕事の幅も増えそうですね。

最近妹はカフェでバイトを始めました。妹は収入の見通しが立って優位に経ったつもりなのか、私をクズ呼ばわりするようになりました。今回は仕事を取れませんでしたが、妹に馬鹿にされないためにも、大切な犬達のためにも、これからもどんどん売り込んでいくつもりであります。

画像は今朝大急ぎで描いたそのイラストであります。誰かの目に触れた方がいろんな意見を聞けて勉強になると思ったので、とりあえずここに載せさせていただきます。ディレクションがしっかりしていたので描きやすかったです。ただラフのつもりで描いたためアラが目立つので、また時間がある時にきちんと描き直して作品集に加えたいと思っております。
oasis.jpg

勲章ー後編ー

2006年05月18日 0:26

そして席について式典の開始を待っているとすごく眠くなってきた。朝方に寝始めたにも関わらず午前中に起こされたものだから、落ち着くと同時に激しい睡魔が襲ってきたのだ。しかしウトウトしているところで緞帳が上がった。黒い背景に金の屏風、琴と尺八の生演奏、その左右に分かれて文部科学省のお偉いさん達と受賞者代表達が座していた。その荘厳な雰囲気に目を奪われ一気に目が覚めた。

そしてまずは国歌斉唱。学生時代はいつも口パクでほとんど歌った記憶がない国歌を、今になってちゃんと歌ってみようと思った。しかし意外と難しい。隣の席のハゲはなぜかものすごくうまい。そのバーコードの声量がありすぎて自分の声が全く確認できなかった。私の中で対向意識に火が点き始めたのだが、皆さん御存知の通り曲自体が短いため、不完全燃焼のまま終わってしまった。果たして私は日本国民として、きちんと国家を歌い切る事ができたのだろうか。

と、気がつくと式は終わっていた。眠っていた。一時間ほど。結局眠ってしまっていた。見上げると誘導されぞろぞろと列を作っている御老体達。眠っていた私は手順が全くわからない。舞台の前で流れ作業的に何かをもらっている。ああ、あれが勲章かと理解するのにそれほど時間はかからなかった。胸にピカピカ光る勲章を着けてもらいニコニコしているじじばば達。意外にも心からよかったなあと思っている優しい気持ちの自分がいた。

その後受章者本人達は皇居に移動して天皇陛下に謁見できたのだが、代理人の私にそんな権利はなく、雨の中お土産と勲章を持って駅に向かった。神代より連綿と受け継がれてきた血脈、神の子孫たる天皇陛下の御尊顔を、生で拝見したかったのだが仕方がない。

そして帰りの電車が空いていたので勲章の箱を開けてみると予想以上に綺麗だった。先程はいらないと書いたが、やっぱり少し欲しくなった。天皇に会うためには、勲章をもらうためには、あと何十年も人生を全力でがんばって…それでも確率はかなり低いのだろう。後になってあらためてすごいなあと思った。

あっうちのばばあもやん。
と、更に後で思い出した。
大嫌いな家族達の中でも、
ばばあだけは尊敬しよう。
私、単純すぎますかね?
132763630_10.jpg

勲章ー前編ー

2006年05月17日 5:20

今朝は母親の電話で目が覚めた。
「おはよう。間に合いそうな?」
「えっ!?明日じゃなかったっけ!?」
今日は祖母の代理人として国立劇場に行くことになっていたのだが、どうやら今日と明日を勘違いしていたようだ。ベッドから飛び起き、大急ぎでスーツに着替え身だしなみを整えて家を出た。

私の祖母はずっと香川県で開業医をしており、学校医勤続五十年という事が評価され、天皇陛下から勲章を賜る事になったらしい。しかしそれだけのために東京に来るのは億劫だったらしく、代理人の私が永田町の国立劇場まで取りに行く事になっていたのである。

私としてはいい経験になるだろうと前々から楽しみにしていたのだが、グループ展などでバタバタしていたためかついうっかりしていた。あの時母親から電話がかかってきていなかったらと思うとぞっとする。おかげでなんとか余裕を持って着くことができた。もし間に合っていなかったら、また家族からクズだの未熟児だのとさぞ罵られていた事だろう。

会場に着くと何百人もの勲章受章者が全国各地から集まって来ていた。私が代理人ですと言うと係員が戸惑っていたという事は、きっとほとんどの人が受章者本人なのだろう。受章者の大半はかなりの高齢者であった。列に並ぶと女性係員が【代理】とマジックで書かれた花を、安全ピンで私のジャケットに留めてくれた。その際その係員の胸元を覗くと谷間が見えた。しかし乳首は見えなかった。今までそういう状況で乳首が見えた事はないが、いつかは見てみたいものだ。

話が逸れてしまったが、乳首を見る事ができないまま劇場内に入ると、そこはまた溢れんばかりの御老体でひしめき合っていた。 私の鋭敏な嗅覚を刺激する老人臭と防虫剤の臭い。借りてきたのか買ってきたのかは判別できなかったが、受章者達は皆燕尾服を着ており、付き添いの妻達の大半は着物姿であった。その滅多に着られない着物こそが防虫剤の臭いの元凶であった。

しかし全員が勲章受章者だと思って顔を眺めると、なんだか威厳があってただ者じゃないように見えてくるから不思議だ。ふだん私が盗撮しているような変人のじじばば共とは歴然たる差があった。雰囲気というか、徳というか。

よくよく考えるとあの人達は本当に「ちゃんと」生きてきた人達なのだろう。年間何百人もの受章者がいるといえども、世間一般で考えると勲章をもらえる人なんてそうはいない。何百人に一人か何千人に一人か。その生きてきた数十年が国から評価されるなんて、日本国民として本当に誇るべき事じゃないですか。私がじじいになってももらえない事だけは確かだ。別に欲しくもないが。

後編へ続く

阿鼻叫喚

2006年05月13日 13:54

3点目のタイトルは【阿鼻叫喚】です。
極楽、現世に続き、地獄を描いてみました。

筆ペンで閻魔や鬼や罪人を個々で描いてスキャン、
Photoshopで切り抜きIllustraorで配置して出力、
出力した線画に手で色を着けて完成です。

全て手描きでもできなくはなかったのですが、
PCを使うとやり直しがきくので安心ですね。
abikyoukann.jpg

魑魅魍魎

2006年05月12日 5:48

2点目のタイトルは【魑魅魍魎】です。
私の実感としての現世を表現しました。
以前載せた下描きを彩色した物ですが、
この配色はなかなか気に入っています。

極楽よりも明日載せる地獄よりも現世が最も鮮やかなのは、
自分が生きている現世が最もリアリティがあるからでしょう。
chimimouryou.jpg

涅槃寂静

2006年05月11日 1:14

グループ展はおかげさまで無事終了致しました。
来てくださった方は本当にありがとうございました。

というわけなんですが来られなかった方のために、
今日から1点ずつ作品を載せていこうと思います。

まず1点目ですがタイトルは【涅槃寂静】であります。
私が想い描く極楽の世界をデザインしました。
以前載せた曼荼羅の絵をPhotoshopで彩色、
同様に画像処理した蓮の華と一緒に、
Illustratorで配置して完成であります。
nehannjakujou-rgb.jpg

色相環

2006年05月10日 21:01

胎蔵界曼荼羅から着想を得て曼荼羅色相環を描きました。
元々はグループ展の作品として制作したのですが、
時間が経つにつれ物足りなくなってきたのでボツにしました。
人目に触れる機会がなかったので載せてみます。
また機会があればもっと細かい色相環を作ってみたいです。
mandara.jpg

グループ展最終日

2006年05月09日 1:00

今日五月九日はグループ展の最終日であります。
いろんな人の意見を聞く事ができて勉強になりました。
来てくれた方はありがとうございました。

しかし立地条件が悪いためか、
通りがかりのお客さんはまずいません。
ほとんどが誰かの知人友人という事になります。
そうなればその知人の評価が高くなるのは当たり前でしょう。
今は遠慮のない辛口な意見が欲しいんです。
友人が描いた絵ってなんかすごく見えるじゃないですか。
だから今は見知らぬおっさんや老人達の意見が聞きたいです。

私もいずれは、
仏の絵にババアをひざまずかせ、
地獄絵図でジジイを震え上がらせ、
妖怪画で両方を失禁させてあげたいです。

明日は人通りの多い場所で客引きでもやってみようと思います。
興味があるけどまだ行ってないと言う方もお待ちしております。

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