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犬一
1979年12月11日 香川県坂出市出身 東京都町田市在住 フリーの妖怪絵師...

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ラクガキ三昧

2007年04月19日 0:07

先日、蛾のおっさんについての日記を書きましたが、
気持ち悪い人を描くのが何とも気持ちよかったので、
気持ち悪い人達を描いて無駄に紙を汚してみました。
気持ち悪かった人達を思い出して余白を埋めていく。
たまには妖怪や仏様以外の物を描くのも楽しいです。
814797_1764231738.jpg

蛾のおっさん

2007年04月16日 0:25

最近家の近くにモスバーガーがオープンしたので、文庫本を持参して毎日通っている。新聞も置いてあるし、客も多すぎず居心地も悪くない。近場に安くコーヒーが飲める店が出来て喜んでいた矢先ではあったのだが、あの野郎の姿を発見してしまった。私には近所に天敵がいるのである。

あの野郎と初めて出会ったのは私が上京してすぐだから、もう十年近く前になる。あの野郎は駅前の古本屋で働いていた。主に漫画か卑猥な映像作品しか置いていないようなろくでもない店なのだが、ろくでもない私は当時よくその店に通っていて、実際その店で破廉恥な内容のビデオテープを何本も購入していたのである。そしてお互いに顔だけは覚えているであろうその店員とは、ある時まではコミュニケーションを取った事がなかった。仮に頼まれたとしても決して関わり合いになりたくないような、明らかに危ない感じのおっさんだったから。

しかしいつものように私が店内を物色していると、何やら声を掛ける者がある。振り返るとそのおっさんが、少しもじもじしながらすがるような目付きでこちらを凝視していた。気色悪いなあと思いながらも「何ですか?」と尋ねると、唐突に「蛾は苦手ですか?」と訊いてきた。私は暫くその質問の意味を理解できずにいたが、いくら思いを巡らせても頭がおかしい人の真意を量る事は出来ないと諦め、素直に思ったままの事を答えて、一刻も早くその場から立ち去ろうと考えた。「いや、まあ普通に大きい蛾は気持ち悪いですけど」と答えると「蛾の死体を片付けてもらえませんか?」と言う。私の返答なんか関係ない。苦手やって言うとるのに。どう答えても結局一緒やんか。非日常世界の扉が開いてしまった。

これは私のいけない癖なのだが、おかしな人間に出会うとつい興味を持ってしまって、あろう事か自分から首を突っ込んでしまい、結局激しく後悔する事さえも多々あって、自分でも全く意味がわからない。この出来事はその傾向の最たるものだった。そして上述の質問に対して私の口から出た返答は「ホウキとかがあるなら…まあ、別に手伝ってもいいですよ」という、それまで外見だけでそのおっさんを拒絶していた自分を顧みても、俄には信じ難い快諾を示す優しい言葉だった。危険回避的な本能よりも、猟奇趣味的な好奇心の方が勝ってしまったようだ。そしてふと見るとおっさん、既にホウキとチリトリを持って立っていた。断られると思わんかったんか?それとも断られたら自分で片すつもりやったんか?私のそんな思いを他所に「そこです」と言って横暴に顎で本棚の隙間を指し示すおっさん。覗き込むと予想以上に大きな蛾の死骸が、確かにそこにあった。

ホウキを受け取り蛾の死骸を掻き出す私。「うわあなにこれきもちわるう!」と騒ぐおっさん。おっさんは「なにこれ…まじで?うわあ…」などとずっと騒ぎ立てていたが、その死骸をチリトリで回収する段階になって、私はおっさんにホウキを手渡し、私がチリトリを持って「じゃあここに乗せましょう」と言ったところ、おっさんはほとんど目をつむったような状態で「うわ!なにこれ!き!も!ち!わ!る!」と言ってばさばさと手探りのような雑な動作でホウキを振り回すものだから、チリトリを持つ私の手と蛾の死骸の間をホウキが行ったり来たりするわけで、結果的に私の手に蛾の死骸が当たったりして、善意のボランティアである私の手には鱗粉やら卵らしき物やらがたくさん付着してしまった。尚も目をつむった状態でホウキを動かすおっさん。「え!ちょっと!まじで!」と言う私の声が聞こえていたのか独自の判断なのかはわからないが、もうチリトリの上に死骸が乗ったと思ったのか、やっと目を開けたおっさんは「うわあ…きもちわるっ!」と言いながら死骸が乗ったチリトリを持って店の奥に消えてしまった。

普段の自分なら「ちょっと待てや!礼ぐらい言えんのか!」と激昂しても良さそうなものだが、取り敢えず至急その鱗粉と卵をどうにかしたいと思い、大急ぎで近場のコンビニのトイレに向かった。私が店を出ようとする時も、店の奥からはずっと「うわあ…な!に!こ!れ!…っきもちわるっ!」などと絶叫する声が聞こえていた。

数年後、上京した妹と一緒に駅前を歩いていると、前方からそのおっさんが歩いて来た。こちらが「うわあなにあのひときもちわるっ!」と叫びたいのを堪えてやり過ごそうと思っていると、おっさんは立ち止まって私と妹の顔を無遠慮に見比べてにやにやしていた。そのいやらしい微笑は、決して数年前の蛾の件のお礼を言いたいなどという殊勝なものではない事が、私には即座に理解できた。「彼女か女友達か家族か知らんけど、一丁前に女を連れて、おまえいつもうちでエロビデオ買っとるくせに!きもちわるっ!」という表情なのである。実家に帰ると乳房を露出してパンツ一丁で踊り狂うというエンターテイメント精神溢れる我が妹の前では、仮にその事実を暴露されたところで痛くも痒くもないが、もし恋人の前だったら、いや、普通の人なら妹の前でも嫌やろう。何の権利があってそんな舐めた態度を取ってくるのか。恩を仇で返すとはまさにこの事。蛾の死骸でも携帯して、本気で次会った時にぶつけてやろうかと思った。

その後もコンビニや本屋での立ち読み、スーパーの安売りコーナー等、そのおっさんとは行く先々でよく出会う。私の姿を確認するとなぜか目を見開いて驚きの表情(画像参照)を浮かべる。そんな社会不適合者と生活スタイルが似ているという事実が悲しくなるが、私も二度と不快な思いはしたくないので避けるようにしていた。

しかしここに至って、やっと見付けたマイベストプレイス・モスバーガー鶴川店に、あの野郎が常連として来るようになってしまったのである。なぜ昼間からモスバーガーにいるのか。働け!と私が偉そうに言う事は出来ないが、私の定位置が窓際なのに対し、あの野郎はいつも、たとえ雨が降っていてどんなに寒くても、私と斜向いのテラス席に座っていて、窓越しに頻繁に目が合って気まずい。そして私が新聞を読もうと思ったらいつもあの野郎が読んでいやがるのである。開店直後にできるだけ早く行って新聞を先に取らなければ。明日も早起きになりそうだ。
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さよなら自転車

2007年04月15日 23:50

昨日は近所で一人で飲んで醜態を曝してきました。
で今日自転車に乗ろうとしたら動かないんです。
そういや酔っぱらって自転車に乗って転んで、
なんかハラが立って自分で壊したんやった。
パワーボムとジャイアントスウィングで。
自転車さん四年間お世話になりました。
これからは二本の脚で歩いていくわ。
でも寂しいし勿体ないし少し後悔。

妖怪絵師失格?

2007年04月10日 0:07

最近知人からの依頼が多いのですが、
その依頼内容の殆どが仏様の絵なんです。
結果的に最近は全く妖怪を描いておりません。
いっそのこと二年間続けた妖怪絵師を廃業して、
イラストレーターを名乗ろうかとも考えております。
やはり誰も妖怪の絵なんて求めていないのでしょうか。
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最近練習用に描いた金泥大日如来です。
手描きをスキャンし加工してみました。
気が向いたら感想等お聞かせください。

釈迦三尊

2007年04月09日 0:07

これも知人の依頼で御家族を釈迦三尊図にして描きました。
御実家が浄土真宗で本尊が阿弥陀如来だという事もあり、
釈迦如来の光背として阿弥陀様を配して仕上げました。
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不空成就如来

2007年04月08日 22:26

知人の依頼で描いた不空成就如来です。
最近仏様ばかりで妖怪を描いていません。
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スキルアップの為にやっている事

2007年04月06日 0:12

イラストレーターにとってのスキルとは絵の上手さの他はないでしょう。
私がスキルアップのためにやっている事はラクガキであります。
気が向いたらすぐラクガキをするようにしております。

ラクガキと言っても向上心を持って上手に描こうとすれば上達します。
上達するどころか作品足りうるものが描ける事もあります。
気負っていないからリラックスしていい物が描けるのでしょうか。

いざ作品に取り組む際も「もう一枚描くからこれは練習だ」
という気持ちで描けば上手く描ける事が多いです。

今の職業の理想と現実

2007年04月05日 23:58

タイトルが今回のテーマです。
イラストレーターの理想と現実。
それは売れているか売れていないか、
つまり現在の状況に尽きると思います。

そして私の現状はと申しますと、
全く満足してはおりません。
これからもっともっと努力して、
評価を得たいと思っております。

こんな事は全く予想していなかった!
という現実は今のところ思い当たりません。

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