「漢字」はスバラシイ!
2008年09月06日 10:30
みなさん、生まれてこのかた、漢字を当たり前のように使ってきたことと思いますが、漢字は宇宙とともに生まれたわけではなく、人類の叡智によって創られ発展させられてきたものであるということを思い起こしてほしいと思います。
アルファベットをはじめ、外国語のほとんどが、意味のない記号としての文字を並べることで一つの単語を表すわけですが、漢字は一文字ずつに意味があり、たとえば漢字熟語などは、それらの文字が集まることによって、さまざまな意味を表す言葉になっているわけです。たとえば、「平和」という言葉は、平らかに和するという意味で、英語のpeaceのように意味を持たない文字の集積によって造られた言葉とはちがうということです。
また、漢字の中には「扁(へん)」と「旁(つくり)」によって成り立つものもたくさんありますが、それも、元々あったわけではなく、人間の工夫によって生み出され、長い歴史の中で、現在の漢字の形に進化発展させられてきたものなのです。アルファベットのように文字の羅列によって単語を作るのとは異なり、扁と旁を組み合せて一つの意味を成す漢字を作り出すためには、イマジネーションと美意識が必要です。つまり、漢字には、人間のイマジネーションと美意識が山のように詰まっているのです。
漢字の生まれ故郷である中国では、漢字はいまや「簡体字」となり、若い世代の中には漢字の原形を知らない人たちが増えています。また、むかし漢字を使っていた韓国でも、いまではハングル文字が主流で、漢字は看板や商品などの一部に使われているにすぎません。今日に至るまで、これだけ漢字を原形に近い形で尊重し、有効利用している国は、世界広しといえども日本だけなのです。
漢字文化を大切にすることは、想像力や美意識を大切にすることにつながると思います。みなさんも、ぜひ、ふだん当たり前のように使っている漢字を少し意識して眺めていただき、漢字のすばらしさをカンジてください。
SOGENことなか!


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