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1961年、新潟県十日町市生まれ。公立中学英語教師を経て、30歳で書芸家に転身。...

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「物を大切にする」ということの本当の意味

2009年06月05日 10:19

子どものころ「物を大切に扱いなさい」と親や学校の先生から言われた。
何言ってるんだろう、くらいに思って、あまり大切に扱った覚えがない。
そして今でも、何か頭に来ることがあったりすると、物にヤツあたりしたり することもある。
そんな自分も、 この歳になってようやく、「物を大切にする」ことの意味が
少し分かってきたような気がする。
ちょっと、今の自分の部屋を見渡してみてほしい。 そこには色々な「物」があるはずだ。
机・椅子・本棚・冷蔵庫・ラジカセ・パソコン、本・・・
人間が作り出した「物」は、言い替えれば、人間の文化の結晶であり、
人は皆、その恩恵の中で生活している。
物は人を物欲に走らせ、精神を腐敗させる負の面ももちろんあるが、
それぞれの物には、それを作った人たちの想いや愛情が込められている。
武器などは別にして、物を作る人たちの中には、「こんな物を作って
人を困らせてやろう」などと思って物を作っている人はまずいない。
経済社会であるから、これで一儲けしてやろう、という欲もあるだろうが、
基本的に、多くの物は、その物を使うことで、人々がより豊かで快適な生活が
できるように、との願いのもとに作られていると思う。
物には、そういった作り手の想いや愛情が込められている 。
だから、物を粗末にすることは、その人たちの想いや愛情を粗末にするのと
同じことになる。

「物を大切にする」とは、その物の裏にある、人の想いや愛情を粗末にするな、
ということなんだと思う。
そういった意味では、高価な物は大切にして、安物は粗末にする、
というのは ちがうと思う。たとえ茶碗1個、紙切れ1枚、ゴミ袋1つであっても、
それが大切な「物」であることに変わりはないのだ。
いつもお世話になっているスキャナーくん。
動かなくなるとケリを入れてゴメンよ。
でも、ケリを入れるのもオレ流の愛情なんだ。
ケリの入れ具合で、キミは機嫌を直して動いてくれるしさ・笑
これからも懲りずにヨロピコりん。


※作品 :SOGEN書 「物」
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