平気で書く
2010年07月14日 9:59
書は平気で書くことに始まり、平気で書くことに尽きる
平気とは、他人の目も、自分の目さえも乗り越えたところで、
幼児のように、ただ天真爛漫に、湧き出ずる命の波を
映し出していくということ
宇宙はそこから無限に開かれていく
これは、書にかぎらず、すべての芸術・芸道に通じる
極意なのではないかと思います。
書芸術とは何かを、何十年もの間、求め続けてきた末に、
最近やっと、心からそう思えるようになりました。
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書は平気で書くことに始まり、平気で書くことに尽きる
平気とは、他人の目も、自分の目さえも乗り越えたところで、
幼児のように、ただ天真爛漫に、湧き出ずる命の波を
映し出していくということ
宇宙はそこから無限に開かれていく
これは、書にかぎらず、すべての芸術・芸道に通じる
極意なのではないかと思います。
書芸術とは何かを、何十年もの間、求め続けてきた末に、
最近やっと、心からそう思えるようになりました。
8月に韓国、10月にアメリカへ行くことになりました。
8月の韓国行きは、ソムリ美術館という所で開かれる
韓日書芸作家招待展『4人四色展』に参加するためです。
会期は8月6日から15日。
韓国の作家2人、日本の作家2人、計4人による展覧会となります。
合わせて、韓国カリグラフィー協会の依頼で、講演と書のパフォーマンスも
行う予定です。
とにかく、韓国の人たちは熱いです。
その情熱の渦の中に飛び込み、soul to soulの交流を通して、
また新たなる魂の洗礼を受けてきたいと思っています。
10月のアメリカ行きは、ジョージア州立大学の企画による
『SPIRITED CALLIGRAPHY: TEXT,MARKS,AND MEANINGS
EAST & WEST 』という展覧会に参加するためです。
着物の帯作品や抽象平面作品を出品予定、合わせてシンポジウムでは
書芸パフォーマンスも行う予定です。
アメリカで、書芸術にスポットをあてた、このような展覧会と
シンポジウムが開かれるのは、とても画期的なことだと思います。
海を越えた、さらなる交流の深まりを楽しみに、行ってきたいと思います。
この二つの展覧会や講演、パフォーマンスの様子は、またこのブログでも
紹介させていただきたいと思いますので、どうぞおたのしみに・・
ワールドカップサッカーを見ていて思った。
サッカーは書だ、と。
ボールや選手たちの軌跡をつなげたなら、そこに
線が織り成す芸術作品が生まれることだろう。
それは、サッカーコートという大きな紙面に、
サッカーというゲームを通して、皆で書の作品を
書くのにも似ているように思う。
ボールの行方、書の線の行方は、どちらも偶然のようでありながら必然。
2002日韓ワールドカップでは、公式ポスターのコートのラインを
書で表すという仕事をさせてもらった。その意味が、そんな風に
サッカーの試合を見ることで、より深く感じられるようになった気がする。
サッカーの楽しみは、ゴールの瞬間だけではないのだ。
SOGENことなか!
技を見せるのではない
いのちを映し出すのだ

自然は一見シンプルだが、自然に近づくほど、複雑に・・・深く豊かになっていくようだ。
たとえば、寄せては返す波・・・
その動きは一見単純なようでありながら、数式で表そうとしたなら表しようがないほど
複雑なものであることに気づくだろう。
生命の誕生と死のメカニズムもまたしかり。
深い味わいを持ち、ずっと眺めていても飽きない芸術作品というものもまた、
そのようなものなのではないだろうか。
「シンプル イズ ベスト」という言葉があるが、それは単に、単純なほうが
いいということではなく、シンプルになるほど、より深く豊かになっていく、
という意味も合いも含まれているように思う。
今日は新潟大学付属・長岡中学校で、講演とワークショップを
させていただいてきました。
「心のあるがまま、まずは平気で書いてみよう」をメインテーマに、
大画面に写真を映しながらの講話、次に壮弦による大書揮毫
パフォーマンス、そして最後に、生徒のみなさんに書芸体験を
していただきました。
言葉足らずで想いをどこまで伝えることができたか分かりませんが、
写真や大書揮毫を見てもらうことで、多少なりとカバーさせていただ
けたのではないかと思います。
書芸体験ワークショップはいつも通り、お手本無し、課題無しで、
書きたい文字、言葉、絵、絵文字などを自由に書いていただき
ましたが、みんな、生き生き、楽しく取り組んでくれたように思います。
また今回は特に、保護者のみなさんも多数ご参加いただき、感謝いたします。
字を上手く書けることは素晴らしいことですが、書はそれだけのものではなく、
宇宙リズムを体感し、いのちの波を書き表すものだと思います。
みなさんが、これからも書にかぎらず、自分自身を、天真爛漫に
ありのままに表現するという活動を通して、さらに自由に大きく
羽ばたいていかれるよう願っています。






将棋で史上初の7冠王を達成した羽生善治のスゴさは言わずもがなだが、
羽生の真のスゴさは、将棋というゲームを通して、宇宙と対話しているところに
あるように思う。
対戦相手に勝つというのはその結果にすぎず、羽生の一番の興味関心は、
勝敗を越えたところにあるかのようだ。
そこに、将棋界という天才集団の中にあって、羽生がひとつ抜きん出た強さを
維持し続けている秘密があるように思う。
いかに相手を打ち負かすか、ということに心血を注いできた前世代の
棋士たちにとって、飄々とした天才棋士・羽生善治の出現は、さぞや
驚きをもって迎えられたことだろう。
宇宙の星の数が10の22乗、将棋の指し手は、それをはるかに上回る
10の70乗以上と言われる。
スーパーコンピューターでも計算の追いつかない世界を、プロ棋士たちは
直感で探りつつ、指し手を進めていく。
「将棋は芸術だ」と羽生は言う。
将棋にしろ囲碁にしろ、真理を直観力をもって感じ、つかみとっていく行為は、
まさに芸術活動そのものと言えるだろう。
SOGENことなか!
人は本番のために練習をするという。
でもそれは少し違うように思う。
常に本番なのであって、練習など無い。
そうでなければ、物事は身に付きもしないし、高まりもしない。
それは習字でも書道でも同じこと。
この一線、この一字にこころを込めずして、
いのちあるものは生まれてはこないだろう。
SOGENことなか!

解剖学者・三木成夫さんの著書『胎児の世界』を読む。
中央新書より1983年に初版が発行され、今も読み継がれている珠玉の名著。
本著の主なキーワード
胎児の夢
胎児と宇宙
生命記憶
生のリズム
いのちの波
読んだら人生観や宇宙観が変わるかもしれないほど深いです。
少しむずかしい語彙や学術的な記載もありますが、最後が山場ですので、
わからないところは飛ばしても、ぜひ通読してほしい一冊です。
毎月第3土曜日の午後、お茶の水で開いているSOGEN書芸塾ARC。
6月のテーマは「Tシャツに書く」。
情熱あふれる作品、かわいらしい作品、色あざやかな作品、
物語を想像させるような作品等、それぞれ個性的で
すばらしい作品ができたと思います。
この夏はあなたも、オリジナルTシャツでパワーアップしませんか?
※以下、ARC塾生作品から












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