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楽曲から感じるプロ意識

2008年07月31日 14:20

| 記事アーカイブ |

普段なにげなくCDを聞いていると「この音どうやって作っているのかな?」と考えることがよくあります。

この感覚は料理を食べた時にその作り方を想像するのに似ているかも知れません。

大概のものは想像できるのですがたまに想像が出来ないものもあります。

音楽を聴いて研究をしている時には徹底的に調べますが日常生活中ではそこまではしません。

それが仕事で音作りの試行錯誤をしている時に「あっ、あの時の音はこのようにして作られていたのかも」と気が付くときがあります。

完成されたCDの音には制作当時の流行や時代背景も含まれています。

30年前の音楽でも現代と同じような傾向の音作りをしていることに気が付くこともあります。

当時は今のようなコンピューター処理ができなかったのに凄いと思うこともあります。

おそらく相当な試行錯誤と時間を費やしたのだろうと想像できます。

そのアルバムはたしか制作期間が3年くらいと記憶しています。

最近では日本のCDもレベルが高くなってきたと思いますが欧米のCDには想像もできないような音作りがされているものが多いと思いますね。

具体的にどのような音作りかというと

ボーカルや楽器の単体の音処理
奥行きや広がりといった定位感
ミックスのバランス
マスタリングのテクニック

といったところでしょうか。

このような自分の印象は前回北京を訪問したときに現地の作曲家と交流した時に話題になりました。

中国の市場では日本の楽曲のカバーがヒットするケースも多く日本の音楽を好んでいます。

安全地帯や浜崎あゆみさんの話題が出たりしましたがマイケル・ジャクソンやスティーリィ・ダン、ベビー・フェースといった自分もよくチエックしているアーティストの話題で盛り上がりました。

中国では台湾出身のテレサ・テンさんは圧倒的な影響力を持っていますが北京出身のフェイ・ウォンさんの活躍も注目しています。

周杰倫(JAY)さんも大好きですね。

音楽や楽曲から感じるプロ意識は国境を越えるものだと痛感しました。

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【テーマ】会社の設備について

2008年07月29日 23:51

| 記事アーカイブ |

会社の設備といえば真っ先にイメージするのはスタジオですね。

自分がこの仕事を始めたときに目標にしたのが自社スタジオの所有でした。

音響スタジオというとミキサーやモニタースピーカーといった機材が目玉になります。

さらに部屋で音を出すのが主目的ですから防音・遮音施工が必要になってきます。

これには主に床、壁、天井、窓、扉などを防音施工します。完成したスタジオから防音施工の程度を見極めるのは難しいのですが床や壁の内側は繊細で複雑な施工をしてあります。

そして内装部分で部屋の音場を調整します。たとえばスピーカー側の壁を吸音すると定位が良くなり反射にすると音圧が上がったりします。

目的は音作りや評価ですから音の違いが分かりやすい音場が使いやすいと思います。リスニングルーム的な心地よい音も魅力ですが違いが分かりにくいと音作りは難しくなりますね。

あまり知られていないと思うのですが音響スタジオで重要なのはアースです。

アースとは地面に電気を逃がすための配線です。この接地抵抗の値や接地線の太さで1種アースや3種アースと区分されています。

自社の設備では1種アースを接地しています。アース工事に立ち会ったのですが大きな銅板を地中深くに埋め込む工事を行います。

賃貸ビルでアースがしっかり取れていない環境のスタジオなどは機材にノイズが発生したり苦労することもあります。

そのほか空調なども機密性が高いスタジオでは重要です。ロスナイと呼ばれる換気や空気清浄をするシステムも配慮する必要があります。

照明も蛍光灯はノイズが出るので使わない傾向があります。このように非常に細かく考察と検討をしてスタジオ設備は設計されます。

このように考えると音響関係は設備依存率が大きい業種なのかも知れませんね。

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CDアルバムの生産量から感じること

2008年07月27日 23:23

| 記事アーカイブ |

少し前ですがCDアルバムの生産量に付いて調べました。財団法人 日本レコード協会発表の記録によると12cm CDアルバムの生産量は邦楽と洋楽の合計で

2007年度、1億9千8百64万6千枚

2005年度、2億3千7百11万6千枚

1998年度、3億2百91万3千枚

になります。

グラフでみると2000年と2005年に少しピークがあるものの毎年右肩下がりの結果になっています。

10年で約1億枚も生産量が減っているのですね。一方DVDや2005年から統計が始まった音楽配信などは右肩上がりの推移を示しています。

例えば有料音楽配信のダウンロード回数は

2005年度、2億6千7百90万1千回

2007年度、4億6千4,百99万6千回

になります。3年に2億回も増えています。凄いですね。

皆さんCDアルバムを買わずに有料音楽配信サイトからダウンロードされているのでしょうね。

自分はCDアルバム購入派なのでこの数字を見たときにショックを受けました。

ダウンロードも良いですがCDアルバムも買いましょうよー・・・なんて自分が言っても影響力ないですね。

ちなみにデビューしている歌手の数は

1998年度、202人
2006年度、324人

となっています。音楽ソフトの総生産金額を見ると

1998年度、6074億9千4百万円

2007年度、3911億1千3百万円

になります。約2000億も金額が下がっています。我々の商売が厳しいわけですよね・・・。

うぅぅ・・・。

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【テーマ】年収と満足度について

2008年07月22日 15:09

| 記事アーカイブ |

自分が若い頃は年収という概念がいまいちピンと来なかったのを覚えています。

時給とか月給のイメージの方が強く年収と聞いても実感がありませんでした。

最近テレビで正社員と契約社員の生涯収入の差を話題にしていました。これも億単位の金額でピンと来ませんでした。

単純に考えると年収と満足度は比例するように思います。しかし年収の増加とともに仕事の苦労も多くなるかも知れませんね。

その人の重視しているのが収入なのそれともその他のものなのかで満足度は違うのでしょうね。

基本的に年収が増えると支出も増える傾向はあると思います。税金や保険、年金の納付額も年収に比例して変化します。

自分の経験の範囲だと600万から800万程度の年収の時が満足度が高かったように思います。

しかし結婚をして子供ができるとお金はいくらあってもいいみたいな感覚になったりもします。

ただこれも個人差が大きいのでしょうね。過去に1回だけ転職で年収が下がったことがあります。

その時は満足度は下がりませんでした。自分は収入重視の考え方ではないようです。

自分が社会人なりたてのころ自家用車やマンション、土地、家の値段を聞いてとても手が届かないものと感じました。

しかし時が経つと手が届くようになってきました。このためには年収の安定度も大切な要素だと思います。

年収が納得の行く状態で安定していることが満足度にも影響すると思いますね。

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メジャークオリティーについて

2008年07月17日 9:08

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レコード会社は大きくメジャーレーベルとインディーズレーベルの2つに分かれています。

そしてCDの仕上がりの品質が高いものをメジャークオリティーと言ったりします。

品質が低いものをインディーズクオリティーとも言ったりします。もちろんインディーズでも品質が高いものもあります。

この品質はジャケットなどの印刷物とCDに納められている音質の2つに分けて考えられます。

印刷の方は専門ではないので詳しくは分からないのですが専門家が印刷物を見ると紙質や印刷方法はもちろんおおよそ使用された印刷機まで予想します。

デザインも差がありますが判断が難しいと思います。芸術性の要素が高まると判断基準を単純化するのが難しくなりますよね。

CDに納められている音の質も同じように判断が難しいと思います。高価な機械を使えば音質が高くなる傾向はあります。

しかし高価な機材だけでは単純に高音質な印象の仕上がりにならないのが現実です。

最近はコンピュータシステムを使って難易度の高い処理がインディーズでも手の届く投資で実現可能になっています。

もし仮に条件を揃えてインディーズエンジニアとメジャーエンジニアに音づくりをしてもらい仕上がり音質を比較するとどのような結果になるでしょうか?

実はこのような取り組みは10年位前から機会があると試していました。

結果は圧倒的にメジャーエンジニアの作る音の方が高品質に聞こえます。インディーズエンジニアさんごめんなさい。

いったい同じ機材を使っているのに品質の差を感じる理由は何なのでしょうか?

これを一言で説明するのは難しいのですがバランスが良いのが一番の理由ではないかと考えています。

このバランス感覚からメジャークオリティーを感じさせるように自分は思います。

一般的に高品質と聞くと音質に意識が行くと思います。このことから再生周波数が広いとか音がリアルといったイメージを持たれるのではないでしょうか。

実はこの再生周波数や音のリアルさよりも音のバランスに大きなヒントが隠されているように自分は思います。

欧米のCDにはこのバランスが素晴らしいと感じる作品が多く感心するのを通り越して追いつけないとさえ思うことがあります。

最近中国の音楽を好んで聴いていますが品質という視点から聞くとまだ発展途上の印象を受けます。

もしかすると欧米の人が日本の音楽を聴いた場合にも同じように発展途上の印象を受けているのかも知れないと思いました。

いつになったら追いつけるのでしょうか・・・。もしかしたら追いつけないのかも知れないと思うこともあります。

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【テーマ】フリーと会社勤務の違い

2008年07月13日 10:44

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自分はフリーの経験が無いのですが一番大きな違いは会社の就業規則の枠組みの中で働くか法律上個人事業主といった枠組みで働くかといった違いではないでしょうか?

会社勤務の場合は勤務先の賃金規程に基づいて給与が支払われます。フリーの場合は仕事や商売をしただけの収入になります。

平たく言えば収入を得るために会社に勤めるか自分で仕事をするかの違いになると思います。

フリー職業の代表的なものは弁護士や税理士、作家、音楽家、俳優、歌手、ミュージシャン、スポーツ選手あとは商店や飲食店などが思い浮かびます。

音響関係ではミキサーという仕事はフリーの人も多いですね。

自分の個人的な考えでは安定指向の人は会社勤めで自立心の強い人はフリーになる傾向があると思います。

また小さな会社の経営者も感覚的にはフリーに近いものがあるのかも知れません。

そういう意味では自分もフリーに近い感覚であると言えるかも知れませんね。

実は自分の父は学習塾を経営していてました。このためか自分はサラリーマンの家庭に憧れのようなものがありました。

学生時代には会社に勤め定年まで働きたいと考えていました。22才で会社勤務を始め10年後の32才で独立して13年目になります。

気が付けば会社勤めよりも独立した期間の方が長くなってしまいました。

独立したのは計画的ではなく成り行きというかタイミングによるとことが大きかったです。

ですから今でも会社勤務に憧れのような気持ちが残っていたりします。

他人の芝は青いと言いますがそんな感じなのかも知れませんね。

それからフリーの場合は確定申告や源泉税、保険や年金といった支払いを自分ですることになります。

会社勤務の場合は会社規模にもよりますがこのような手続きは会社が済ませてくれます。

フリーの場合は就業規則の縛りが無い反面自分でしなければならないことも多くどちらが良いとは言えないと思います。

その人の暮らしや生活の指向で自然となるようになると思いますね。

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個人主義と集団主義について

2008年07月06日 23:18

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中国の皆さんと交流するようになってから折に触れて考えるようになった事があります。

それは個人主義についてです。中国のパートナーと交渉をしていて上手くかみ合わない時があります。

そのような時に「中国の皆さんは個人主義だから・・・」という言葉を耳にします。

個人主義を広辞苑で調べると

個人を立脚点とし、社会や集団も個人の集合と考え、それらの利益に優先させて個人の意義を認める態度。

ルネッサンスおよび宗教改革期における個人的・人格的価値の発見により自覚され、社会の近代化の進行に伴って普及するに至った。

俗に利己主義と同一視されるが、基本的に別である。

とありました。難しいですね。

さらに利己主義を調べると

自己の利害だけを行為の規準とし、社会一般の利害を念頭に置かない考え方。主我主義。

とあります。

戦後の高度経済成長の日本は集団主義だったように思います。社会が近代化するに伴って個人主義が普及してきました。

個人主義と聞いてまっさきに思い付くのは米国です。米国の個人主義と中国の個人主義はとても同じとは思えません。

その理由な何なのでしょうか?

このことに関してはずいぶん考えています。中国は米国と日本の中間くらいの個人主義レベルだと言う人もいます。

本当にそうなのでしょうか?

では欧州の先進国ではどうなのでしょうか?やはり米国とは質はちがうけれども個人主義が普及しているように思えます。

中国との交渉が上手くかみ合わないときに使われる個人主義の言葉は本来の意味と違うような気さえしてきます。

自分はよく商習慣や道徳観の違いという言葉を使います。しかしこの言葉は中国に理解の浅い日本人の方には理解してもらえないことがあります。

もっとピッタリとはまる言葉を探しているのですが見つかりません・・・。

例えば「今日の晩ご飯カレーにするけどいい?」と聞かれて「いいよ」と答えました。

そして晩ご飯に出てきたのは焼き魚でした。「買い物にいったら魚が美味しそうだったから・・・」といった感じです。

もし聞かれた時に「カレーでなきゃ怒るよ」とか「カレーじゃなきゃ食べない」のようにと答えるとカレーが出てくるといった感じです。

でもこんな人って日本人にもいそうな気がしますけどね(笑)。本質にピッタリはまる言葉探しはとうぶん続きそうです。

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【テーマ】ボーナスについて

2008年07月01日 21:38

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ボーナスを初めてもらった時はこんなにたくさんの現金何に使おうかと途方に迷った思い出があります。

たしか母親と兄弟にお金をあげて残りは貯金したように思います。

その時のボーナスは6月と12月に合計して5ヶ月分の月給に相当する金額が月給に加えて支給されていました。

ですから1年12ヶ月の月給と5ヶ月のポーナス分をたして17ヶ月分の月給が年収に相当しました。

6月と12月のボーナスは2.5ヶ月の均等割りではなく6月のボーナスの方が12月より少し少なめな配分だったように記憶しています。

ボーナスの金額は個人査定と会社の業績が反映されると聞いていましたがさほど格差は無かったように思います。

遅刻や欠勤はポーナス査定にマイナスになるので有給休暇を使うとマイナスにならないなどと言われていました。

そのときはほとんどの人が遅刻や欠勤をすることはなく皆勤があたりまえでした。

今思えばそのために結局ポーナス査定の格差も付きにくくなったのかも知れません。

皆で足並みを揃えて働いている感覚が自分は好きでした。

最近は能力査定などでポーナス金額の格差も大きくなる方向かも知れませんね。

能力査定の格差が大きくなると業績や業務に貢献している人であれば多少の遅刻や欠勤といったマイナス査定の影響が少なくなります。

これにより仕事や業務の能力が高ければ多少のわがままが許されてしまう風潮が次第に強くなってきました。

以前の足並みを揃えて働くことより個人プレーで能力を発揮するタイプの人が評価されるようになりました。

仕事はお金を稼ぐためのものだけでなく生活や暮らしの一部と考えている自分には個人プレーで能力を評価される人はあまり快く思えませんでした。

そのうち年俸制になり年収を12ヶ月に割った金額が支払われるようになりました。残業という概念もなくなりました。

最近の主流は成功報酬制度とかコミッションとかインセンティブといった考え方ですよね。

成功した者だけが報酬を得られるという考え方は一見合理的に思われます。

しかしどこかで誰かが生活保障をしてあげないと長期的に安心して働けないのではないかと思うこともあります。

今は自分が給与やボーナスを払う方の立場になりました。今回のテーマを考えることによって昔の足並みを揃えて働いていた時代を懐かしく思い出しました。

振り返ると賃金環境もずいぶん変化していることを改めて感じます。

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